ブルワーズに現MLB30球団で最年少の新GM誕生 30歳ステアーンズ氏を抜擢

初のワールドシリーズ制覇へ向けて大胆人事、「優勝の可能性を感じければ来ない」

 ブルワーズがアストロズのデビッド・ステアーンズGM補佐を現MLB30球団中最年少となるGMに任命した。21日(日本時間22日)に就任記者会見が行われた。

 30歳の若さで強化責任者に抜擢されたステアーンズ氏は、2007年にハーバード大を卒業後、08年から11年までMLBコミッショナーのオフィスで勤務。インディアンス強化担当を経て、アストロズのGM補佐を3年間務めた。02年からブルワーズGMを務めてきたダグ・メルビン氏は、顧問として退くことになるという。

 1969年の球団創設からワールドシリーズ優勝経験のないブルワーズにとっては、2011年以来のプレーオフ進出に向けた大胆な人事となる。

 ESPNによると、ステアーンズ新GMは「ミルウォーキーでワールドシリーズ優勝の可能性を感じなければ、私はここに来なかっただろう」と意気込みを語っている。また、ブルワーズのオーナーであるマーク・アタナシオ氏は「彼の経験はとても印象的だ。あの若さで彼が成し遂げてきた事実は彼の仕事への努力と意欲の証明だ」と期待したという。

 MLB史上最年少GMは、02年にレッドソックスGMに就任した現カブス球団社長のテオ・エプスタイン氏と、05年のレンジャーズのジョン・ダニエルズGMの28歳(当時)となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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