岩隈が7回3安打無失点、今季最多10Kの好投で9勝目 3年連続2桁勝利に王手!

7回まで毎回の10K、2回以降は完璧なピッチング

 マリナーズの岩隈久志投手が22日(日本時間23日)、敵地でのロイヤルズ戦に先発し、7回を3安打無失点、今季最多10奪三振の好投で9勝目(4敗)を挙げた。自身2連勝。11-2で勝利したマリナーズは2連勝となった。

 ア・リーグ中地区首位を独走する相手に岩隈が圧巻の投球を見せた。シーガーとカノのソロ弾で2点の援護を受けた1回裏、岩隈はゴードンをスプリットで空振り三振に仕留めたものの、ゾブリストに四球、ケインにはライト前ヒットを浴び、一、三塁のピンチを迎える。しかし、4番ホズマーをショートライナーに打ち取ると、モラレスをフルカウントからスプリットで空振り三振に切って取り、無失点で切り抜けた。

 すると2回以降は抜群の制球力で付け入る隙を与えない。先頭のムスタカスをスプリットで空振り三振に。ペレスも空振り三振に仕留めると、リオスをセンターフライに打ち取る。

 3回も三者凡退で切って取ると、4回は1死からホズマーにライトへヒットを許したものの、モラレス、ムスタカスと連続三振に仕留める。

 5回は2死からエスコバーにセンター前ヒットを浴びたが、ゴードンをセカンドゴロに。6回、7回も三者凡退で仕留めた。打線も3回にカノの2打席連続となる19ランなどで7点を奪い、4回にもモンテロの5号2ランで加点。計5本塁打の一発攻勢で7回までに11点のリードを奪った。

 岩隈は7回まで毎回の10三振を奪い、3安打無失点と完璧な内容で降板。その後、救援陣も2失点で抑えてロイヤルズに完勝した。

 岩隈は92球を投げ、ストライクは66球、防御率は3.67となった。自身2連勝で9勝目。3年連続2桁勝利にも王手をかけた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY