広島前田が投打で大活躍 逆転口火の二塁打に「PL学園の4番打者でした」

エルドレッドも称賛「素晴らしいバッティング」

 広島の前田健太が26日の本拠地阪神戦で4安打9奪三振1失点と好投し、リーグ単独トップの14勝目(8敗)をマークした。初回にゴメスに適時打を浴びて先制点を許したものの、2回以降は得点を与えず、5回には自ら逆転の口火となる二塁打を放った。2-1で逆転勝利を飾った広島は連敗を4でストップ。阪神とのクライマックスシリーズ(CS)出場を争う3位阪神とのゲーム差も再び2・5とした。

 試合後、お立ち台に上がったエース右腕は「とにかく勝つということだけを考えてマウンドに上がりました」と振り返り、二塁打の場面について聞かれると、「みなさんお忘れかもしれませんが、PL学園の4番バッターでした」と答えて会場を沸かせた。

 1点を追う5回1死の場面で相手先発岩田の4球目、139キロの変化球をとらえてレフトへ二塁打。その後、2死一、二塁から新井、エルドレッドの連続適時打で逆転に成功した。

「足は速くないですけど何とかチャンスを広げたいと思ってましたし、打席でも勝つために一生懸命やってるんで、あの回、点数につながってホントによかったと思います」と前田。ともにお立ち台に立った決勝打のエルドレッドもエースの打撃に「素晴らしいバッティング。でも自分もPL出身なんで後輩なんでね。うまく打ったと思います」とジョーダン交じりで称賛した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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