離脱中の青木宣親、来季はどうなる? ジャイアンツ監督は残留を希望

残留ならバードとの「プラトーン起用」?

 青木もバードも、今季はセンターでプレーしていない。来季もアンヘル・パガンをセンター、負傷からの復帰が見込まれるペンスがライトのレギュラーを務めるとなると、青木とバードは2人でレフトを任されることになるという。「プラトーン起用」の2人に計16億円以上を費やすのは高過ぎるというのが同紙の見解だ。

 今季は序盤戦から打率、出塁率、盗塁数でリーグ10傑に入り、初のオールスター出場も目前に迫るほど好調を維持しながら、不運な負傷で度重なる離脱を余儀なくされた青木としても、レギュラーとしてプレーできる環境が望ましい。

 2度の死球により、右足腓骨骨折、脳震とうに苦しんだが、万全ならばリーグ屈指のリードオフマンとしての働きができるところを見せた。ジャイアンツとしては、コストパフォーマンスのいい青木を残す可能性が高いが、バードとセットで考えた場合、どんな結論を出すかは注目が集まるところだ。

 今季は余剰気味と言われた外野陣に故障者が多く出て、結局はバードの緊急補強に乗り出す事態に陥っただけに、ジャイアンツが人材を多めに確保しておきたいと考える可能性も十分にありそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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