岩隈久志の残留は条件次第か 「彼はマリナーズに4年契約を求めてる」!?

新GMは岩隈との再契約を最優先事項と主張、相思相愛とされる両者だが…

 マリナーズの岩隈久志投手が今季の全登板を終えた。2日(日本時間3日)の本拠地アスレチックス戦で今季最終登板を終えた。

 7回9安打2失点(自責1)8奪三振無四球という力投でハイ・クオリティスタート(7回以上を投げ自責2以内)を達成したが、チームは後続の投手が打たれて2-4で敗れた。岩隈は、野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に続く日本人4人目の3年連続2ケタ勝利を惜しくも達成できず。前半戦の右広背筋炎症による離脱が響き、9勝5敗、防御率3.54という成績でメジャー4年目のシーズンを終えた。

 岩隈は海外FA権を行使し、2012年にマリナーズに移籍。今季限りで契約満了となり、フリーエージェント(FA)となる。マリナーズのジェリー・ディポト新GMが岩隈の契約延長を最優先事項と明言するなど、日本人右腕の去就には大きな注目が集まっている。

 そんな中、地元紙「タコマ・ニューストリビューン」の名物記者、ボブ・ダットン氏もまた、岩隈との再契約がマリナーズにとっての最優先事項と主張している。

「岩隈と再契約を結ばなければいけない。それが新GMの優先事項になるだろう」

 ダットン記者はこう語り、ディポトGMの発言はリップサービスではないと指摘。さらに「彼も残留を望んでいる。チームも彼の残留を要求している。だから、高い確率で岩隈は残留すると私はにらんでいる。他の球団が交渉のテーブルでよりいい条件を提示した場合、状況は変わるかもしれない。だが、彼が来年シアトルにいなかったとしたら驚きだ」と、岩隈とシアトルは相思相愛として、残留が基本線と分析している。

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