打線沈黙でヤ軍終戦 5回2失点も、責任背負い込む田中将大「全て僕の責任」

痛恨の2被弾で黒星「一発勝負でああいう投球になってしまったのは本当に残念」

 ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのワイルドカード(WC)ゲーム・アストロズ戦に先発し、5回4安打2失点2奪三振3四球で敗戦投手となった。2本のソロを被弾し、わずか83球で無念の降板。ヤンキース打線は、今季のサイ・ヤング賞有力候補の左腕カイケルに抑え込まれ、0-3で敗れ終戦を迎えた。一発勝負のWCゲームを落とし、田中は「すべて僕の責任」と責任を背負い込んだ。

 痛恨の2球だった。0-0の2回、先頭のラスマスに投じた初球の直球は、外角に構えた捕手マッキャンのミットとは正反対の内角低めへと入った。逆球を完璧に捉えられ、右翼席中段へと運ばれた。

 さらに、4回は先頭ゴメスへの初球のスライダーが高めに浮き、レフトスタンドに運ばれてしまう。1試合2度の初球ホームランはメジャー初。この2失点が大きく響き、5回終了で降板した。

「終わってしまったというのが一番。課題と感じていたホームランというところ、イニングの頭、初球でホームランを打たれてしまった。キャッチャーが要求したところに投げ切れていなかった。

(実力は)すべて出した。まだまだ成長していかないといけない部分はある。ランナーを出してから投げられたし、自分らしさも出せた部分はあった。そういうところを含めて全てが悲観的になることはないが、一発勝負でああいう投球になってしまったのは本当に残念」

 試合後、田中は無念の表情で振り返った。

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