中日若松が初2桁勝利! 規定投球回に「3」届かずも…新人王争いに名乗り

3年目の20歳右腕は10勝4敗で飛躍のシーズンを終える

 中日の3年目右腕・若松駿太投手が7日、敵地での広島戦で3番手で登板し、3回を無失点。今季10勝目(4敗)を挙げた。

 0-0で同点の7回に登板した若松。安部、田中、松山と三者凡退で打ち取ると、8回の攻撃で味方が奮起。広島のセットアッパー大瀬良から2点を奪い、勝ち越しに成功。さらに救援した守護神・中崎からは若松自身がライト線にタイムリーを放ち、3点差にリードを広げた。

 10勝目の権利が生まれた20歳の右腕は8回も登板し、広島打線を3者凡退に抑えると、最終回もマウンドへ。無失点で抑え、プロ初の2桁勝利を手にした。

 新人王資格も保有する右腕は、今季10勝4敗。規定投球回まであと3イニング足りなかったが、防御率も2点台前半と立派な成績だ。新人王レースは37セーブの山崎康(DeNA)が有力と見られるが、3年目の飛躍を遂げた20歳右腕も2桁勝利到達。受賞へ名乗りを挙げている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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