10日開幕のCS第1S、巨人リベンジなるか―課題の得点力、打線のキーマンは?

巨人打線は阿部&村田がキーマンに?

 この伝統の一戦“CS編”は投手戦が予想され、いかに少ないチャンスで1点を取るか。原監督も「シーズンを通して、僅差の戦いはしてきた」と接戦を予想している。

 シーズンを通じて不振だった主軸の阿部慎之助は藤浪には17打数7安打、4割1分2厘。メッセンジャーには12打数5安打で4割1分7厘。それぞれから本塁打を1本ずつ打っている。

 また、村田修一は藤浪に17打数5安打、2割9分4厘。メッセンジャーからは16打数5安打、3割1分3厘、1本塁打。坂本勇人、長野久義よりも成績は良いことから、チャンスで打席に立つ両打者の浮き沈みがCS第1Sの結果に直結するだろう。

 阪神打線は先発が予想される巨人3投手を攻略できていないが、強いて挙げれば、キーマンは福留孝介だろう。ポレダには2割5分。マイコラスは2割6分7厘、1本塁打だが、菅野に対して15打数9安打1本塁打、打率6割と強い。鳥谷、マートン、ゴメスと相性が良くないことから、福留の前に走者を出せるかがポイントとなりそうだ。

 巨人は昨年の悪夢を払拭できるのか、それとも阪神が昨季の対戦を再現するのか。楽しみな戦いは間もなく幕を開ける。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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