【プレミア12】小久保監督が指名――侍ジャパンのエースは前田、チームリーダーは内川

黒田は「本人と話した上で」招集見送り、「前田健太が引っ張ってくれる」

 11月に日本、台湾の共催で行われる国際大会「WBSC世界野球プレミア12」に向け、侍ジャパンの最終メンバー28選手が9日に発表された。同日、記者会見を行った小久保裕紀監督は、エースに前田健太(広島)、チームのリーダーに内川聖一外野手(ソフトバンク)を指名した。

 今回の日本チームの強みはどこなのか。記者会見で質問を受けた小久保監督は即答した。

「メンバーを見てもらっても分かるように、今シーズン、中心として活躍した各球団のエースクラスのピッチャーが多数入ってますけど、やはり日本の誇る投手陣が強みです」

 圧倒的な経験を誇り、精神的支柱としても期待された40歳の黒田は「本人と話した上で決めました」と招集が見送られたが、投手陣には豪華なメンバーが揃った。その中でエースとなるのは、1人しかいないという。

「過去の経験も含めて前田健太が中心で引っ張ってくれると思います」

 今季も広島で獅子奮迅の活躍を見せ、15勝8敗で最多勝に輝いた。防御率2.08もリーグ4位の好成績。2013年WBCでは、田中将大(ヤンキース)とともに投手陣を牽引した右腕の実績は、今回のメンバーの中でも際立っている。

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