ロッテ5年周期説、伊東監督は「ものすごいプレッシャー」

伊東監督、相手先発・大谷は「なかなか崩せない高い壁。全員で1つの束になって戦う」

――3位からの下克上へ、大谷投手を攻略するには?

伊東監督
「なかなか崩せない高い壁だと思いますけど、全員で1つの束になって戦えば、チャンス出てくると思います。その分、点が取れないと思いますので、うちの守りも相手に点を与えないような野球をやっていかないとと思います」

鈴木主将
「大谷投手なので、なかなか楽な展開にならないと思います。ただ、レギュラーシーズンの最後の戦いをすれば、どこのチームでも通用すると思っている。あとは札幌で大谷投手を叩けば、すごく乗っていける。明日はとにかく全力でいきたいと思います」

――日本ハムは大谷投手をはじめ若いチームになる。

宮西主将
「大谷は若いですけど、チームのエースになりつつあります。『明日は初回から全力で飛ばしていく』と僕にも言ってくれたので、僕もリリーフとしてサポートしていければと思います」

――日本ハムはロッテに4連敗してレギュラーシーズンを終えた。嫌な流れをどう立て直そうと考えているか?

栗山監督
「やり方があったら教えて欲しいです(笑)。本当にこれが現状だと思います。本当に最後の苦しい戦いを勝ち抜いて、力が一番出る状態で札幌に向かわれているロッテさん。これを何とかしようと思ったが、なかなか出来なかったのが本音。正直、怖さしかないですけど、試合に負けると決まる前に、選手たちが力を発揮してもらって、立て直してもらって、いつ互角にもっていけるかが勝負。なんとか粘って、みんなで力を合わせてやっていきます」

――初戦は日本ハム・大谷とロッテ・石川の投げ合い。初戦の先発を決めた理由、時期、投手の反応を。

伊東監督
「ウチの場合は最後の最後まで3位争いを繰り広げていた。涌井が最終戦で最多勝がかかっていた中で球数も140球ぐらい投げていた。本来なら最終戦を回避してCS初戦と話をしたんですけど、涌井本人が『最多勝のチャンスなので投げさせてくれと』と言っていた。そしたら石川しかいない。

 本人には直接、話はしていないが、投手コーチから前回の登板が終わった時に伝えている。その時の出来は散々だったが、明日は初回からかなり力を入れて飛ばしてくれると思います」

栗山監督
「決めたのは早かったですね。9月に入ってから、CSを見据えてローテーションを考えていた。翔平の場合は体のことがあるので、かなり早い時期から考えていました。(大谷に)伝えたのは最終登板の15勝目を挙げた京セラドームの監督室で本人に伝えました。

 反応は、すごくいい感じでしたね。自分が最終登板でしっかり投げきれた安堵感もあったと思うが、表情的にはすごくうれしそうだった。気になったのは、その後、打者でどう使おうかと。それを含めて、自分が考えている起用法を本人に伝えました」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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