ロッテ“下克上”へ、11安打9得点で快勝 大谷攻略でCSファーストS突破王手

“5年周期説”実現へ、日本ハムに先勝

 シーズン3位のロッテが10日、2位・日本ハムとのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(札幌ドーム)で9-3と勝利した。打線が相手先発の大谷を攻略し、11安打9得点の猛攻を見せた。これでソフトバンクが待つファイナルステージ進出に王手をかけた。

 先制されたのはロッテ。初回、先発石川が田中に右中間へのタイムリー二塁打を浴び、0-1とされた。

 しかし2回、相手先発の大谷を攻める。1死満塁から今江が左中間へ走者一掃のタイムリー二塁打。さらに3回には福浦、クルーズ、鈴木の3連続二塁打で2点を追加し、2回2/3で大谷をマウンドから引きずり降ろした。

 その裏、石川が中田にレフト前タイムリーを浴び、3点差とされるも、6回に1死満塁から清田のレフト前タイムリーで7-2に。さらに7回に田村のレフト前タイムリーでリードを6点に広げた。

 7回に3番手の益田の暴投の間に1点を失うも、8回には清田がレフトスタンドへソロ本塁打をマーク。その後、救援陣がリードを守り切った。

 今季15勝でロッテ涌井と並んで最多勝に輝いた相手エースを早々と攻略したロッテ。7回には攻守で活躍していたクルーズが両足の痙攣で交代するアクシデントもあったが、重要な初戦を勝利した。2005年はレギュラーシーズン2位から、2010年はリーグ3位から日本一に。今季も下克上で“5年周期説”の実現へ、好スタートを切った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY