「絶対連敗できない」 ヤクルト小川がエースの投球、8回無失点で巨人斬り

2勝1敗と1歩リード、「絶対に日本一取るつもり」「とても楽しく投げられた」

 ヤクルト・小川泰弘投手が15日の巨人とのCSファイナル第2戦(神宮)で圧巻の投球を見せた。

 8回を散発6安打無失点。2回1死満塁のピンチで小林を投ゴロ、マイコラスを空振り三振に仕留め、リズムに乗った。9回は守護神・バーネットに託し、完封リレー。1勝のアドバンテージを含め2勝1敗とした。

 お立ち台ではマウンド同様、クールに振り返った。

――1勝1敗のマウンドだった。

「ありがとうございます。絶対に連敗できないと思って、最初から飛ばしていこうという気持ちだけでした」

――2回1死満塁と、ヒヤッとしたピンチもあった。

「先制点をあげないという気持ちで投げました。冷静に投げることができて良かったです」

――2回のピンチ後は圧巻の投球だった。

「野手のみなさんに助けられて、みんな声をかけてくれたので。自分の投球を出せたと思います」

――優勝を決めたゲームでも投げていた。それ以来の神宮のマウンドだった。

「ファンのみなさんにたくさん入ってもらって、自分の背中を押してくれましたし、とても楽しく投げることが出来ました」

――お立ち台から見る景色は?

「本当に心強いです。次も勝ちます」

――あと2勝で日本シリーズ進出が決まる。

「ここまで来たら、絶対に日本一を取るつもりで、みんな戦っている。選手、スタッフ、ファンのみなさん全員で、日本一を目指して頑張っていきましょう。ありがとうございました」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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