王手のヤクルトが「断然有利」も… 日本Sへ、両チームが第4戦ですべきこと

「ヤクルトは普段通りに野球をできれば大丈夫」

 一方で、ヤクルトは「ピッチャー全員を使ってでも第4戦は勝ちに行こうとするでしょうね。逆にそうでなきゃおかしい。翌日の先発以外は全員使うという感じでしょう」という状況。「後ろの4人は大丈夫だと思うので、先発が杉浦か石山かのどちらかだと思いますけど、そこが怪しくなった時にどれだけスパっと代えられるか。真中監督は高津さんとのコミュニケーションはしっかり取れてるでしょう。『こうなったら、こうしよう』というのは試合前に決めてるはずですから」。野口氏は、不安はないと見る。

 むしろ、鍵となるのは巨人の先発が予想されるポレダの出来。レギュラシーズンでは、ヤクルト相手に5試合で登板して1勝2敗ながら、防御率2.67と抑えていた。逆に、ヤクルト打線が苦手意識を持っている可能性もある。

「ポレダが、ヤクルト打線がシュンとしちゃうようなピッチングが出来るかどうか。ただ、出来たところで、ポレダの次に投げるピッチャーが引き継げるかどうか。そう考えると、ジャイアンツは厳しくなりました。ヤクルトは普段通りに野球をできれば大丈夫、というところだと思います」

 ヤクルトが決めるのか、巨人が逆転進出へ望みをつなぐのか。第4戦も両チームのベンチワークが鍵となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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