オリのドラフト1位候補は即戦力投手ではない!? 「4番打てる打者が欲しい」

瀬戸山球団本部長は明言せずも、頭に描く1位候補は青学大・吉田?

 10月22日のドラフト会議に向け、オリックスの動きが慌ただしくなってきた。中継ぎ、抑えを固定出来ずに今季はリーグ5位。即戦力投手を指名するかと思われたが、ここにきて状況が変わってきた。

 10月16日、ほっともっとフィールド神戸。瀬戸山球団本部長、加藤編成部長らが集まり編成会議が行われた。大方の予想ではドラフト1位候補は大商大・岡田、駒大・今永、明大・上原らが有力とされていたが、瀬戸山球団本部長は「うちは攻撃力が弱い。春先から即戦力野手を取りたいと考えていた。4番を打てる打者が欲しい」と明言。名前こそ挙げなかったが、頭の中に描いている選手は青学大・吉田だった。

 今季はリーグ2位のチーム防御率3.59をマークしたが、打撃面を見てみれば打率2割4分9厘、519得点はリーグ5位。チャンスを作りながらあと1本が出ない場面が非常に多く、攻撃力に課題を残していた。

 中島、小谷野、ブランコら大型補強を決行したが、自前の和製大砲が育っていないのが現状だ。プロ10年目のT-岡田が過去に本塁打王を獲得するなどチームの顔に成長したものの、それ以外の若手選手は駿太、西野といったアベレージタイプの打者が目立つ。

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