過去に複数回受験も― 目前に迫るトライアウト、プロを諦めない選手たち

ブランクを経ての挑戦、6度目の受験…、プロを目指し続ける選手たち

 まだまだプロ野球選手を諦めない――。プロ野球の12球団合同トライアウトが10日、静岡・草薙球場で行われる。

 昨年まで年2回実施していたが、今年から1回のみの合同トライアウト。今年も参加者が公表された。その中には過去に複数回の受験経験がある、あるいはNPBのブランクを経て、トライする選手たちがいる。

 プロの舞台を目指し、挑戦し続ける者たち。その主な選手の球歴を見てみたい。

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昨年のトライアウトを経て契約をした選手一覧

【投手】

〇元広島・塚田晃平 5度目の受験(13年第1、2回、14年第1、2回)

 早実では1学年上の斎藤佑樹(日本ハム)の控え投手で甲子園出場。早大を経て、11年育成ドラフト3位で広島入りしたが、13年オフに戦力外通告を受けた。14年は米独立リーグ、15年はBC新潟でプレー。今季は21試合登板で2勝3敗3セーブ、防御率4.70だった。

〇元ヤクルト・正田樹 4度目の受験(08年第1、2回、13年第1回)

 桐生第一3年夏にエースとして甲子園V。99年ドラフト1位で日本ハム入りした。02年に9勝11敗、防御率3.45で新人王獲得。07年に阪神へトレード移籍し、08年オフに戦力外通告を受けた。台湾・興農ブルズ、BC新潟などを経て、12年からヤクルト。13年オフに戦力外通告。14年は台湾・ラミゴ、同年途中から四国IL愛媛でプレー。今季は13試合登板で7勝3敗、防御率0.74だった。

〇元阪神・西村憲 3度目の受験(14年第1、2回)

 福岡工大城東、九産大を経て、08年ドラフト4位で阪神入り。10年には65試合登板で7勝3敗、14ホールド、防御率3・89。14年オフに戦力外通告を受けた。15年はBC石川でプレーし、26試合登板で2勝11セーブ、防御率0.00だった。

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