イチローの投球に“1位評価” 「野手として最高に効率的なフォームの持ち主」

「全盛期にはどれぐらいの評価を手にしていたのか」

 総評としては「つまるところ、イチローは野手として最高に効率的なフォームの持ち主である」と絶賛。「彼の全盛期にはどれぐらいの評価を手にしていたのか、想像してしまう」としており、若かりし頃の投手イチローが実現していれば、さらに高い評価を得られていたかもしれない。

 2位の評価はホワイトソックスのアレクセイ・ラミレス内野手。9月15日のアスレチックス戦で1回を投げ、バランスは45点、勢いは55点、回転は55点、姿勢は50点。総評はCだった。6月16日のオリオールズ戦で2イニングを投げたフィリーズのジェフ・フランコーア外野手の2位で並び、バランスは60点、勢いは50点、回転は45点、姿勢は50点。総評はCだった。

 4位はホワイトソックスのアダム・ラローシュ内野手。7月31日のヤンキース戦で1イニングを投げた。バランスは60点、勢いは45点、回転は35点、姿勢は60点で総評はCマイナス。続く5位に入ったのはナショナルズのクリント・ロビンソン内野手。5月12日のダイヤモンドバックス戦で1イニングを投げ、バランスは65点、勢いは40点、回転は20点、姿勢は55点。総評はDプラスとなっている。

 6位はブレーブスのジョニー・ゴームス外野手。8月28日のヤンキース戦で1イニング投げた。バランスは80点と圧倒的な評価だったが、勢いと回転が20点、姿勢は60点でDマイナスという厳しい採点になった。7位はインディアンスのデビッド・マーフィー外野手。エンゼルスに移籍前の6月17日のカブス戦で1/3イニングを投げた。バランスは50点、勢いは35点、回転は20点、姿勢は45点で総評はFという最低評価を受けている。

 ピッチングでも抜群のセンスを見せつけ、高い評価を得たイチロー。そのマウンドは、米国でも語り草となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY