“潮時”の声も現役へ執念 不死鳥左腕・加藤康介は3度目の復活なるか

2度の戦力外も復活を遂げてきた左腕、「まだやれる」

 しかし、加藤自身は「自分の中でまだやれる」と自信をのぞかせる。

 これまで2度戦力外を受ける一方、2度復活を遂げてきた。2008年オフにトライアウトを経て横浜に入団すると、2009年は31試合に登板。貴重な左投手として貢献し、3年ぶり白星、13ホールド、防御率3.68の成績を収めた。

 さらに2010年に戦力外通告を受けた後、阪神に入団すると2012年は41試合で防御率0.83と、リリーフとしてキャリアハイの成績。翌年は勝ち継投にも多く関わり、16ホールド。防御率1.97と阪神投手陣を支えた。

 今のところ加藤にとっての戦力外通告は、プロ野球人生の“終わり”を意味していない。

 そして、この日も藤澤拓斗(前中日)に対して決め玉のスライダーを外角いっぱいに制球し、見逃し三振。田上健一(前阪神)も変化球で泳がせ、二ゴロ。この日2安打を放った林崎遼(前西武)もセンターフライに抑えた。

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