準々決勝でも高まる期待 13打点と絶好調、中田の活躍と“語録”を振り返る

「力のあるバッターが多いので、守備の方で足を引っ張らないようにしたいです」

▽14日・米国戦(◯10-2)4打数1安打3打点
「すごくいい結果を残せている」

 筒香の中前タイムリーで2-2の同点に追いついた直後の6回1死一、二塁で、左中間へ豪快な勝ち越し3ラン。中盤まで接戦だった試合のペースを完全に日本に引き寄せた。7回には2死一、二塁の場面で冷静に四球を選び、続く松田のグランドスラムにつなげた。

「筒香の同点タイムリーで楽な気持ちで打席に入れて、結果的にホームランという形で仕事ができて本当に良かったです。(これまでに3試合で11打点は?)すぐに出てこないぐらい、すごくいい結果を残せている。あるとは思うけど、ぱっと出てこないぐらい前の話だと思う。(守備でもいいプレー)普通のファーストゴロを普通にさばくことができてよかったです」

▽15日・ベネズエラ戦(◯6-5)4打数2安打2打点
「今までのことは全て忘れて、明日からの戦いに集中したい」

 2点のリードを許して迎えた8回、2死二、三塁で筒香が敬遠。すると、中田が3番手エルナンデスから放った打球は高く舞い上がって左中間を抜け、逆転タイムリーに。9回に守護神・松井が逆転を許したものの、最後は中村晃のサヨナラヒットで日本が勝利した。

「(逆転打は)打った瞬間に犠牲フライかと思ったけど、ラッキーな形でヒットになってよかったと思います。(筒香敬遠は)左ピッチャーで左打者を敬遠したので、ちょっとびっくりしましたけど…。まぁ、気合は入りました。勝負はこれからなので、今までのことは全て忘れて、明日からの戦いに集中したい。やるしかないです」

 強化試合で対戦済みのプエルトリコについては「力のあるバッターが多いので、守備の方で足を引っ張らないようにしたいです」と話した中田。相手投手陣については「ミーティングがあるので、そこでしっかり考えたい」と話すにとどめた。“恐怖の6番打者”のバットから、目が離せない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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