14年ぶり優勝のヤクルトにも戦力外選手 功労者も引退、剛腕は育成契約に

復活目指すドラフト5球団競合の剛腕は育成契約で再出発

◯七條祐樹投手(戦力外)

プロ5年目。通算56試合に登板。8勝5敗1セーブ2ホールド、防御率4.52。入団1年目の11年に巨人戦でプロ初登板初勝利を挙げると、4連勝をマーク。13年はリリーフとして30試合に登板した。今季は1軍での登板はなし。戦力外通告を受けた後、打撃投手としてヤクルトと契約した。

◯江村将也投手(戦力外)

プロ3年目。通算50試合に登板。3勝1敗7ホールド、防御率5.53。中継ぎとして1年目の13年に31試合、14年には19試合に登板も、今季は1軍での登板機会はなし。今月10日に12球団合同トライアウトに参加し、同22日にはパドレスが高知で行ったトライアウトにも招待された。

◯由規(育成契約)
プロ8年目。通算68試合に登板。26勝26敗、防御率3.46。仙台育英高では07年の甲子園で155キロをマーク。同年のドラフトでは5球団競合の末にヤクルトに入団。1年目の08年に巨人戦で初勝利。10年には12勝をマークし、8月26日の横浜戦では日本人最速(当時)の161キロを計測した。11年9月に右肩を痛め、その後は1軍での登板なし。育成契約へと移行し、復活を目指す。

 この他、プロ6年目の平井諒投手は由規と同じように育成契約で再出発。戦力外の金伏ウーゴ投手は巨人に育成契約で入団することが決まった。

 戦力外となった選手がいる一方、ヤクルトはオリックスを自由契約となった坂口智隆、日本ハムを戦力外となった鵜久森淳志を獲得。補強ポイントだった外野手の実力者を加えた。リーグ連覇へ、着々と戦力の整備を進めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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