日ハム増井に聞く小久保監督への思い 継投ミスで批判も選手はどう感じたか

継投失敗で批判も「僕らはやりづらかったことは1つもない」

――準決勝は3点差の最終回に逆転された。

「(増井自身も)予想できなかったです。8回の則本(楽天)を見ていたら、もう1 イニングいけたと思う。投球数は8球でしたし、何よりえげつない球を投げていたので。韓国打線は最終回で目の色を変えてきてましたが、誰もが問題ないと思っていたはずです。ここが国際大会の難しさで、一発勝負の怖いところ。初めてでしたけど、いい経験になりました」

――継投失敗で、小久保監督が批判されている。

「いろんな意見はあると思いますけど、僕らはやりづらかったことは1つもなかったです。こっち(救援陣)は言われたところで投げる準備をするだけでした」

――大会中は、どのように準備していたか?

「その試合によって『8回に合わせてくれ』『9回のバックアップで用意してくれ』と言われていた。言われたところで準備してました。もちろん、試合展開で登板がなしになることもありましたが、試合の流れもある。それは仕方ないことです」

――シーズン中の戦いと代表で違ったことは?

「ブルペンにコーチがいないことです。(ベンチからブルペン待機する投手への)伝達は難しかったと思う。(日本代表スタッフの)広報の方が走ってきて、『(首脳陣は)次は〇〇でいく』と言っていますとか、その逆で『〇〇の準備が出来てます』と広報の方がベンチへ伝えていた。

 そこは難しかったですね。電話でやりとりして欲しいですね。ベンチからブルペンへスタッフの方が走ってくるのは、個人的にはビックリしました」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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