Rソックスの地元ボストンでも前田健太待望論? 「最高の国際的タレント」

地元紙が特集、先発不足の名門が「(争奪戦)参戦へと傾いている」

 上原浩治、田澤純一両投手を擁するレッドソックスの本拠地ボストンで、広島からポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍に踏み切る可能性のある前田健太投手獲得への待望論が高まりを見せている。地元紙「ボストン・ヘラルド」が報じている。

「フリーマーケット市場に十分な投手が存在しない中、レッドソックスのようなエース不在のMLB球団は、膨大なリストの中から新たな才能優れたピッチャー獲得を検討せざるをえない」

 記事では、エースと呼べる絶対的な存在が先発ローテーションにいない強豪の弱点を指摘。そこで、上原、田澤に続く、第3の日本人投手の名前が浮上。「27歳のケンタ・マエダは、ダルビッシュ有と田中将大というかつての日本球界のキングの不在により王座に着いている。そして、 MLB球団にポスティングで挑戦することを求めている」と紹介している。

 今年8月に強化責任者に就任したデイブ・ドンブロウスキ氏が、タイガースGM時代の14年間で米国外のタレント獲得に大金をつぎ込むようなことをしなかったことを記事では指摘。ただ、レッドソックスは違うという。米国外の選手獲得とスカウティングに関して最も積極的なチームで、「2年連続で日本最高のピッチャーであり続ける右腕獲得を検討するかもしれない」とレポートしている。

 記事では、前田の広島での通算防御率が2.64であることを紹介(実際には2.39)。日本球界のレベルについて、スカウトの意見として「2Aと3Aの間」と厳しく評価しているが、前田の成績が田中やダルビッシュの日本での成績に対抗するものと分析する。

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