日ハム栗山監督が明かす「3つの+α」 吉井コーチ復帰は今オフ最大の補強?

新たに身に着けた“研究者”としての見識で「さらに大きな存在に」

 さらに、「良いピッチングコーチでも、俺はそのピッチングコーチを理解するのには一緒にやってみないと分からない。(吉井投手コーチは)それも省かれている」とも明かす。監督とコーチの関係性を構築する上で要する時間も、通常より少なくなると分析。知り尽くした間柄が再び復活することに「最高の形だと思います」と喜んだ。

 2つ目は、“研究者”としての見識だ。

「大学で勉強したり、本当にいろんな幅を広げてもらって、さらに大きな存在になっている」

 栗山監督が注目したのは、現在、筑波大学大学院で「プロ野球投手に関するクイックモーションの研究」についての論文を書いている吉井投手コーチの“研究者”としての一面だ。

 ホークスの日本人右腕12人を選んで、クイックが速い選手、遅い選手の特徴を洗い出し、動作とクイックのコツを分析しているという吉井投手コーチ。調査を終えた上で「科学的に分かるということは、指導する上でも自信満々で確信をもって言えるようになる」と、研究が指導者としてのレベルアップにつながることを明かした。

 さらに、調査結果についても「タイプが3つくらいに分けられそうな感じがするんです。こういうタイプのピッチャーには、どこを直したらいいかなど、教えるポイントができそうな感じがある」と手応えがあるという。“研究者”としての見識は日本ハム投手陣の指導にも大いに役立ちそうだ。

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