ホークス退団選手の行先は? 白根はDeNA、北方はBC群馬…松中は去就見えず

ホークス退団の選手たちは新天地で輝けるか

 ソフトバンクの2年連続日本一で終わった今シーズン。秋季キャンプも終わり、各球団の主力選手の契約更改も進んできた。トリプルスリーを達成したヤクルトの山田が2億2000万円への大幅アップをつかむ一方で、巨人の杉内が史上最減額となる4億5000万円減の5000万円で契約を更改。各選手が、それぞれの来季に向けて、新たなスタートを切っている。

 一方で今季限りで戦力外となった選手たちの中にも、次の働き場が見つかった選手もいる。2年連続日本一となるなど、強大な戦力を誇るソフトバンクから離れる選手たちも、例外にあらず。今季ソフトバンクから中日に移り、主力の座をつかんだ亀澤のような選手は、現れるだろうか。

 自ら大きなチャレンジに踏み切り、チャンスをつかんだのが、11年のドラフト4位で開星高から入団した白根尚貴だ。右ヒジの故障などで14年まで1軍出場なし。オフに戦力外通告を受け、育成選手契約を結んだ。今季も1軍出場こそ無かったものの、ウエスタン・リーグでは59試合に出場。179打数49安打、打率2割7分4厘、3本塁打とまずまずの結果を残した。

 そして今オフ。育成選手規約により、自由契約となると、ある決断を下した。球団側は来季も育成選手契約を結ぶ方針だったが、これを辞退し、トライアウトの受験を決めたのだ。ここで二塁打、三塁打を放つなど、7打数3安打とパンチ力を発揮。DeNAとの支配下契約を勝ち取った。

 昨季は中継ぎとして25試合に1軍登板した金無英も、新天地を見つけた1人だ。今季序盤に右ヒジを痛め、ソフトバンクから戦力外通告を受けたが、楽天の秋季キャンプに参加。合格を勝ち取った。12年に29試合、13年も23試合に1軍でマウンドに上がっており、実績はある。中継ぎとして、来季は古巣へリベンジを目指すことだろう。

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