移籍先候補の1つ!? パドレスに前田健太が必要な理由「リスクは伴うが…」

「マエダには最高にフィットする可能性がある」

 前田獲得には年俸以外に、最高2000万ドル(約24億円)の入札金が必要となる。ただ、特集では「2000万ドルのポスティング費用は少し高すぎるように一見思えるが、パドレス側に失うものは何もない。もしも、合意に達することができなければ、2000万ドルは戻ってくるのだ」と説明している。

 記事では、前田の年俸総額について5年7000万~8000万ドル(約85億~97億円)と分析。「市場における多くの代替投手と比べて安価。彼はFA投手よりも間違いなく高いリスクを伴うが、同時に適正価格で巨大な伸びしろも存在する。パドレスは来年、先発ローテーションに変化を加える必要がある。マエダには最高にフィットする可能性がある」と分析する。

「ロックスター」の異名を持つパドレスのA・J・プレラーGMは、11月に高知県で小・中学生相手に野球教室を行うために来日した時に前田を以下のように絶賛し、数年前からスカウティングを続けていたことも認めていた。

「ケンタ・マエダは何年間も我々のフランチャイズがスカウティングを続けている存在です。何故なら、彼がアメリカで投げたいという希望を持ち、メジャーに挑戦するという話題が数年前からありました。NPBのみならず、国際大会で彼を見てきました。彼はすべてのチームが動向をうかがっているようなタレントです。

 我々も彼の状況がどうなるのか注視しています。昨年もポスティングで挑戦するという話でしたしね。ポスティングに至るまでのプロセスは平易ではありません。だから、私としては彼のメジャー挑戦についての動きが公式なものになる瞬間を待っています」

 プレーオフ進出にチーム強化を進めるパドレスは、海外FA権を行使を宣言したソフトバンクの松田宣浩内野手にも、すでに接触したと伝えられている。日本人獲得に積極的な姿勢を打ち出すパドレスが、前田の新天地となる可能性はるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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