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松田宣浩、ソフトバンク残留の裏側に迫る 決断までに何があったのか?

純粋な思いから海外FA権を行使した“熱男”が今回の決断を下すまでに、一体何があったのか。ソフトバンク関係者、メジャー関係者、日米担当記者の話などを基に、その裏側に迫った。

「メジャーの評価を聞きたい」と海外FA権を行使した松田

 今オフ、MLB移籍に踏み切るか注目を浴びたソフトバンクの松田宣浩内野手は、悩みぬいた末に残留を選んだ。「メジャーに挑戦することができるのかどうか、そんなチャンスをもらえるのかどうか、確かめるのは今しかない」との純粋な思いから海外FA権を行使した“熱男”が今回の決断を下すまでに、一体何があったのか。ソフトバンク関係者、メジャー関係者、日米担当記者の話などを基に、その裏側に迫った。

 まず初めに、松田はどのような状況で海外FA権行使に踏み切ったのかを知っておく必要があるだろう。球団関係者によると、松田は今年の夏まではメジャー挑戦への興味を一切、示していなかったという。「自分はそんな選手ではない」。これが偽らざる本音で、まさかMLB球団が自分を見てくれているとも思っていなかった。

 しかし、今季35本塁打、94打点という自己最高の成績を残した松田に、MLB球団が興味を示しているというニュースがシーズン中に流れた。本人の心は動いた。海外FA権の行使を決断したのは11月上旬。「メジャーの評価を聞きたい」というのが最大の目的で、「納得できれば行く」と考えていた。

 メジャーでのプレーが自分にとって最大の夢ならば、条件が下がっても、ポジションなど起用法が変わっても、控えでも、マイナー契約でも、挑戦したいという選手もいる。一方で、自分が最大限に力を発揮できる環境でなければ、海を渡らないと判断することも、プロとしての考え方の1つ。松田の場合は、そもそも夏までメジャー移籍が自分にとって現実的ではないと考えていたことに加え、強い“ホークス愛”もあった。MLB移籍はあくまで選択肢の1つだった。

 松田にとって不幸だったのは、結果的に“初動”が遅れてしまったことだろう。11月9日にFA宣言してから、ウインターミーティング直前にMLBで代理人を務めるピーター・グリーンバーグ氏と契約するまで、実に約1か月を要している。一体、何があったのか。

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