ゴタゴタ退団、藤浪躍進、中村GM急逝、金本新監督…阪神の2015年10大ニュース

金本1軍監督&掛布2軍監督誕生

○4位 藤浪、奪三振王

 今季、プロ3年目となった藤浪晋太郎が221三振を奪い、自身初タイトルとなる最多奪三振を獲得した。5月20日の巨人戦で自身初の毎回10Kを奪うと、3試合連続2桁K。9度の2桁奪三振をマークした。高卒3年目でのシーズン200奪三振以上は07年の日本ハム・ダルビッシュ有(現レンジャーズ)以来の快挙。

○3位 掛布2軍監督誕生

 10月28日に来季スタッフが発表され、ミスタータイガースの復帰が決まった。背番号は現役時代と同じ31番。73年ドラフト6位で阪神入りし、79、82、84年に本塁打王、82年に打点王を獲得。88年で現役引退した。これまで阪神の球団本部付育成&打撃コーディネーター(DC)を務めていた。

○2位 中村GM急逝

 中村勝広GMが優勝争いを繰り広げていた9月23日に都内ホテルで脳出血のため急逝。66歳。巨人戦(東京D)のチームに帯同していたが、12時すぎにチーム宿舎の自室で亡くなっているのが発見された。現役時代に阪神の正二塁手として活躍。引退後は阪神、オリックスの監督やGMを務め、12年9月に取締役GMに就任していた。

○1位 金本監督誕生

 現役時代に1492試合連続フルイニング出場の世界記録を打ち立てた鉄人が第33代監督に就任。球団は10月1日の就任要請し、17日に就任が発表された。背番号は現役時代と同じ6番。91年ドラフト4位で広島入りし、02年オフにFAで阪神移籍。03、05年のリーグ優勝に貢献した。04年に打点王、05年にMVPに輝き、12年で現役引退した。

 10年連続でリーグ優勝を逃したタイガース。主力が高齢化し、来季は抜本的なチーム改革が求められている。金本監督の下、猛虎復活となるか注目だ。(※金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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