柳田トリプルスリー、松坂手術、松中退団、圧巻V2…ホークスの2015年10大ニュース

圧倒的強さで日本一連覇、ソフトバンクの2015年を振り返る

 圧倒的な強さを見せて、2年連続の日本一に輝いたソフトバンク。シーズン序盤から順調に勝ち星を重ね、終わってみれば、球団では1956年の南海以来、59年ぶりとなる90勝に到達した。貯金「41」で2位の日本ハムに12ゲーム差の大差をつけるぶっちぎりの優勝だった。

 ヤクルトとの対戦となった日本シリーズでも4勝1敗と力の差を見せつけた。オープン戦、交流戦、リーグ戦、日本シリーズと全てで優勝(交流戦は最高勝率)を飾る完全V。Full‐Count編集部ではそんなソフトバンクで、今年印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返ってみたい。

○10位 試合開催の危機! ライブの撤去作業終わらず……

 5月29日のヤクルト戦前だった。遠征先の名古屋から本拠地に戻ってきた監督、選手らの前に、驚きの光景が広がった。前日に行われていたコンサートの施設撤去作業が予想以上に遅れ、グラウンドをトラックや資材が埋め尽くしていた。急ピッチで作業が進められたが、ソフトバンクの練習開始時間には間に合わず。結局、練習開始は40分遅れる前代未聞の事態となった。ただ、試合はソフトバンクが快勝。ハプニングも、選手はお構いなしだった。

○9位 内川の連続3割が7年で途切れる

 工藤新監督の4番に起用された内川聖一。シーズン序盤から打撃不振に陥ると、なかなか復調の兆しをつかめず。今季は右打者として史上最高となる8年連続3割という偉業がかかっていたが打率2割8分4厘に終わり、08年から続けてきた連続3割がついに途切れた。ロッテとのクライマックスシリーズではMVPに輝き、さすがの存在感を発揮したが、このシリーズで右肋骨を骨折。日本シリーズ開幕前にこれが発覚し、ヤクルトとの頂上決戦を欠場した。

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