レ軍がダルビッシュに抱く期待と不安…「最高の投手の一人まで回復するか」

前田はドジャースの「強いローテーション」形成へ

「エースのクレイトン・カーショー、ブレット・アンダーソン、柳賢振、アレックス・ウッド(一時的)、ブランドン・マッカーシー(夏に復帰予定)に、今は左腕スコット・カズミアーや右腕ケンタ・マエダが加わっている。ナ・リーグで最高のローテーションの一つを持てれば、(強化責任者の)アンドリュー・フリードマンや(GMの)ファハン・ザイディとその仲間は天才集団のように見えるだろう。

 そうでなければ、彼らは終わることなき批判にさらされる。より重要なこととしては、ポストシーズンを勝ち進み、過去2シーズン失敗してきたNLDS(ナ・リーグ地区シリーズ)を乗り越えるために、ロサンゼルスには強いローテーションが必要だ」

 今オフ、ドジャースはFAとなったザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)との再契約に失敗し、その他の大物FA投手も獲得できなかった。それだけに、日本で抜群の成績を残してきた右腕にかかる期待は大きい。28年ぶりの世界一へ向け、前田には「強いローテーション」を形成する一員になることが求められる。

 地区優勝、そしてポストシーズンでの躍進へ向け、日本の先発投手たちはチームを牽引する存在となれるだろうか。2015年は規定投球回に達した日本人投手が1人もいなかっただけに、巻き返しに注目したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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