注目のセスペデスが3年89億円でメッツ残留へ 1年で再びFAになる可能性も

契約破棄なら今季年俸は32億超、トレード拒否権も

 今オフのフリーエージェント(FA)市場で、野手では最大の注目選手だったヨエニス・セスペデス外野手が、メッツと再契約することで合意したと米複数メディアが報じた。

 MLB公式サイトによると、契約は3年総額7500万ドル(約89億円)の3年契約で、セスペデス側が望めば今季終了後にオプトアウト(契約破棄)してFAになれる権利が盛り込まれているという。契約を破棄した場合は、今季の年俸は2750万ドル(約32億6700万円)になる。また、記事では、トレード拒否権も含まれていると伝えている。

 セスペデスは今季途中にタイガースからメッツに移籍。57試合で打率2割8分7厘、17本塁打、44打点と活躍し、ワールドシリーズ進出に大きく貢献した。シーズントータルでも打率2割9分1厘、35本塁打、105打点とハイレベルな成績を残している。

 MLB公式サイトは、メッツよりもナショナルズが提示した条件の方が良かった可能性が高いが、セスペデスは残留を選んだと報じている。今季もハイレベルな活躍を見せ、メッツをワールドシリーズ制覇に導くようなことがあれば、シーズン終了後には再びFA市場最大の目玉として注目を浴びることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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