日ハム岡が「おかひろみプロジェクト」 盗塁で車いす用タイヤセット寄贈

「エースをねらえ」の主人公と同じ名前の岡、「自分にしか出来ない取り組み」

 日本ハムは27日、岡大海外野手が社会貢献活動として今季から「おかひろみプロジェクト」を実施すると発表した。

 岡が人気テニス漫画「エースをねらえ」の主人公と同じ名前であることや、自身も入団1年目に長いリハビリ生活を経験していることから、盗塁を1つ記録するごとに北海道車いすテニス協会に車いす用タイヤセットを寄贈するという。

 27日には、鎌ケ谷スタジアムで記者会見を行い、プロジェクトに先立って旭川市出身の車いすテニスプレーヤーの二條実穂(シグマクシス)にタイヤセットを贈呈したことも発表。プロジェクトの趣旨に賛同した二條は、今後も様々な形で活動を支援していくという。

 岡は「自分自身入団当初から何か社会のためになる事をできればと考えていました。昨年から『エースをねらえ』の登場曲を使わせていただいていましたし、そういった部分も含め自分にしかできない取り組みだと思っています。1年目はリハビリで苦しんだだけに、リハビリで頑張っている人のためになる事を取り組め嬉しい限りです。目指すはもちろん優勝ですが、沢山の盗塁を決めて多くの人に喜んでもらいたいです」とコメント。

 二條も「ファイターズのファンなので、岡選手と一緒に取り組みをできる事を嬉しく思います。リハビリを頑張っている人、障害を持っている人に何かしたいと感じていましたし、岡選手のその様な思いに感動しました。このプロジェクトをきっかけに車いすテニスに興味を持つ人もいると思いますので、私もいただいたタイヤを履いて、リオ五輪を目指して頑張ります」と話している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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