Gナインが宮崎入り 高橋巨人の未来を明るく照らすのはこの5選手

ルーキー右腕、2年目右腕…今季飛躍遂げられるか

○桜井俊貴投手(1年目)

 昨秋のドラフト1位右腕。立命館大学から入団した。150キロに近いストレートと多彩な変化球を操る。ときに三振、ときに打たせてとる投球ができ、即戦力として計算ができる投手。スタミナに定評があり、完投能力も高い。キャンプではドラフト7位の投手・中川らと1軍スタートが決まっている。結果を残していけば、開幕ローテ入りも十分にある。オフは年末年始に地元での走り込みやトレーニングを欠かさずに行い、シャープな体で新人合同トレも行った。

○高木勇人投手(2年目)26試合9勝10敗、防御率3.19

 昨年は開幕から破竹の5連勝を記録。誰がこの快進撃を予想できただろうか。キャンプスタート時は中継ぎ構想だったが、鋭く変化するカットボールが「タカギボールになる」と原監督から評価され、スターターとして抜擢された。前半戦は好調で1年目にしてオールスターに出場したが、シーズン終盤は力を発揮できなかった。9勝どまりだった勝ち星があと2勝、3勝と増えていけば、巨人に欠かせないローテ投手として、地位を確立していくだろう。オフは古巣の社会人チームやフロリダでトレーニングをし、鍛えてきた。

○立岡宗一郎外野手(8年目)91試合、打率.304、14打点、0本塁打、16盗塁

 昨年、規定打席には到達しなかったが打率3割をキープ。優勝を逃したチームの中で数少ない明るい話題の一つだった。今年は初めての1軍キャンプ。センターの守備で開幕から全試合出場を求めていく。両打ちにも挑戦し、楽天の松井稼のようなパンチ力ある打者を目指す。8年目の25歳。中堅にさしかかっていく年齢だが、立岡のプラスαの成長も不可欠となる。オフは古巣・ソフトバンク時代の同僚だった本多らと佐賀県で練習を続けていた。

 その他、内野手の高卒3年目の和田恋や投手では田口と同期の平良拳太郎、来日3年目のメンドーサ投手も期待の選手。だが、まずは将来の中心と目されるこの5人が成長を遂げ、活躍しなければ、リーグ戦は厳しい戦いになる。新生巨人にふさわしい、勢いのある選手の登場が待たれる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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