【高校野球】地域性? 結果重視? センバツ出場校発表、青森初の2校選出なるか

今日29日発表となるセンバツ出場校

 今日29日に第88回センバツ高校野球の出場高校が発表される。どの地域も注目だが、今回は優勝旗の「白河越え」を目指す東北地区からの出場がどうなるかをポイントに挙げたい。

 東北大会を制したのは、青森山田高校(青森3位)。準優勝は八戸学院光星高校(青森優勝)。両校とも青森県の学校なのだ。実力からすれば、今年センバツ史上で初めて青森県から2校選出されることになる。ただ地域性を重視することも考えられ、準決勝で青森山田に敗れた盛岡大付(岩手)の可能性も出てくる。

 しかし、21世紀枠で岩手からは釜石が最終候補に挙がっており、出場する可能性が高い。東北で同一県からの2校選出(※21世紀枠を除く)は、2001年の宮城県以来。当時は2000年秋の東北大会で東北高校がヤクルトの雄平(高井雄平)を擁して優勝し、仙台育英も準優勝となっていた。この時、21世紀枠で安積(福島)が選ばれており、今回のケースと似ている。

 ただ青森は1997年のセンバツで前年秋に東北地区を制した光星学院(現八戸学院光星)だけ出場し、準優勝の青森山田が落選した過去もある(この時は東北4強の福島・平工が選出)。

 昨年秋の青森大会準決勝では八戸学院光星が青森山田を破っていることもあり、今回は地域制、結果をとっても青森からの両校選出かという声もある。いずれにせよ、選ばれれば初の東北地区の甲子園優勝への期待も一層、高まるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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