2000本安打へ、ロッテ福浦の想い 「四球求めずヒット狙ったら俺は終わり」

「チームの勝利に貢献した結果として記録を達成することが出来れば」

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福浦は「チームの勝利に貢献した結果として記録を達成することが出来れば嬉しい」と話す【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

 そんな周囲が熱を帯びる中、2015年シーズン中の7月よりQVCマリンフィールド内外のオフィシャルグッズショップ2店舗(プラザ店、ホームプレート店)に「FUKU-METER」が設置された。メーターには「ROAD TO 2000 現在1912本」と明記され、ヒットを打つたびに更新され、今シーズンも両店で常設される。この件が1月29日に発表をされると、本人もコメントを寄せ、ボードにサインを添えた。

「ファンの皆様に応援して頂き、本当にありがたいです。グッズショップに置かれているこのボードの事も知っていました。ただ、ヒットに関しては1本1本の積み重ねで、チームの勝利、優勝に貢献する事だけに集中をして、石垣島キャンプでは練習に励みたいと思います。チームの勝利に貢献した結果として記録を達成することが出来れば嬉しいです」

 どこまでも背番号「9」らしいメッセージだった。翌30日、キャンプ地、石垣島に福浦は入った。23年目のキャンプが始まる。1月、沖縄本島での自主トレの成果もあり、体調は例年になく万全。キャンプではバットに魂を込める作業が行われる。

【了】

(記事提供:パ・リーグ インサイト

マリーンズ球団広報 梶原紀章●文 text by Noriaki Kajiwara

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