日ハム大谷に米国の“洗礼” アリゾナで曲がらない変化球

栗山監督は前向き「前へ進んでいる感じが少し出てきた」、10日に実戦登板へ

「『みんな苦労しているというか、そういうもの。名護に戻った時にしっかり投げられれば』と話をしました。しっかり投げられる準備はしていきたい。曲がらない、曲がらないでは仕方ない」

 いつも「投手・大谷」には厳しく接する栗山監督。「いい、悪いではなく、前へ進んでいる感じが少し出てきた。ボールが滑ったり、心配していることも多いが、今日は(大谷の)意図を感じられた。(開幕までの)自分のスケジュールもあると思う」とかばった。

 10日の韓国ロッテの対外試合で今季初の実戦登板に臨む。6日からの第2クールでは打撃投手を務めることも視野に入れている。

「完璧に近い状態は無理だと思う。ある程度、形にして抑えられる準備をしたいなと思います。無理に曲げない方がいいと思いますし、普通にやっていっていい。正しい投げ方でしっかりした順序で投げれば、どの球種も良くなってくる。もちろん球速も上がってくる」

 1月28日の渡米前に、「最初から完璧にこなせることはない。トラブルがあるのが前提だと思っている。それを含めて、しっかりやっていければ」と話していた剛腕。アリゾナで曲がらない変化球は、4年目の飛躍へ最初の関門と言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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