イチロー、将来は得票率95%超で米殿堂入り? 「彼の数字は常軌逸してる」

95%以上の得票率で殿堂入りした15人は偉人ばかり

 メジャー15年間でイチローは凄まじい数字を残してきた。オリックスからマリナーズに移籍した2001年には史上2人目となるMVPと新人王の同時受賞を果たし、盗塁王、最多安打、首位打者などタイトルを次々に獲得した。さらに、10年連続での200本安打、オールスター出場、ゴールドグラブ賞受賞を達成。MLB通算盗塁数は現役最多の498で、500の大台まで残り2としている。

 殿堂入りはメジャーで10年以上プレーした選手が対象となり、全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上所属している記者の投票で75パーセント以上を手にする必要がある。

 メジャーの歴史で95パーセントの得票数を獲得した選手はわずか15人。

タイ・カッブ(98.2%)
ベーブ・ルース(95.1%)
ホーナス・ワグナー(95.1%)
ハンク・アーロン(97.8%)
ジョニー・ベンチ(96.4%)
トム・シーバー(98.8%)
スティーブ・カールトン(95.6%)
マイク・シュミット(96.5%)
ジョージ・ブレット(98.2%)
ノーラン・ライアン(98.8%)
トニー・グウィン(97.6%)
カル・リプケン(98.5%)
グレッグ・マダックス(97.2%)
ランディ・ジョンソン(97.3%)
ケン・グリフィー・ジュニア(99.3%)

 メジャー史に名を刻むレジェンドしかいない。

 イチローが残り65安打に迫る3000本の金字塔を達成できなくても、アメリカの4大スポーツで初めて殿堂入りを果たす日本人になるとクラーク氏は断言している。生きる伝説への道を背番号51は一歩一歩、踏みしめている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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