マ軍新監督がイチローに期待するのは「リーダー」の役割 球団社長が明かす

サムソン球団社長が激白、マッティングリー新監督は「イチローがいることを喜んでいる」

 イチロー外野手の所属するマーリンズのデビッド・サムソン球団社長が単独インタビューに応じ、昨季までドジャースを率いていたドン・マッティングリー新監督がメジャー16年目のシーズンを迎える最年長野手に対して「リーダー役」「指導者」としても大きく期待していることを明らかにした。

 サムソン球団社長は1日にチームスタッフとともに来日。宮崎県でオリックスのメジャーキャンプを視察後、6日、千葉・成田市内で行われた「MLB CUP」の開会式に出席し、帰国の途に就いた。

 今季、マーリンズはダウアウトにビッグネームを次々に加えた。

 昨季GMからの異例の転身で話題を呼んだダン・ジェニングス前監督に代わり、マッティングリー監督を招聘。現役時代にヤンキースで活躍したスーパースターは、MVP(1985年)、首位打者(1984年)、打点王(1985年)、さらにゴールドグラブ賞9度と数々の栄誉を手にした。背番号「23」は永久欠番になっており、「ドニー・ベースボール」の異名を取った。

 監督としては11~15年シーズンまでドジャースを率いたマッティングリー氏は、背番号51に特別な期待を寄せているという。

「ドン・マッティングリーはイチローがチームにいることに喜びを抱いている。何故なら、イチローはリーダーだ。選手にいかにして勝つことができるか教えることができる。我々には若い選手がたくさんいる。ディー・ゴードン、クリスティアン・イエリッチ、ホセ・フェルナンデス、ウェイン・チェン(元中日投手)もそうだ。

 イチローはこのチームで信頼できる年長の選手で、若手にいかにプレーするか、いかに準備するのか叩き込むことができる。いかに試合を制するか、それは最も重要なことだ。彼は未だにフィールド上で輝けるが、メンター(指導者)でもある。監督はイチローがチームにいることをすごく喜んでいるんだ」

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