センバツ決勝カードに隠れたプロ登竜門…14年継続の“記録”は今年も続く?

野上、福井、西村、白濱、大谷…

○2005年優勝・愛工大名電(愛知)、準V・神村学園(鹿児島)

 神村学園のエースは西武の野上亮磨投手。日産自動車を経て入団した。決勝戦は投げなかったが、愛工大名電の控え投手には十亀剣(西武)がいた。準決勝で登板している。

○2004年優勝・済美(愛媛)、準V・愛工大名電(愛知)

 済美のエースは2年生の福井優也。亡き上甲監督のスマイルも話題になった。愛工大名電には2009年までヤクルトに所属していた丸山貴史投手が投げていた。

○2003年優勝・広陵(広島)、準V・横浜(神奈川)

 広陵の優勝バッテリーもプロへ。エースは巨人の西村健太朗。捕手は広島の白濱裕太。相手の横浜は涌井秀章(ロッテ)、成瀬善久(ヤクルト)の投手リレーだった。

○2002年優勝・報徳学園(兵庫)、準V・鳴門工(徳島)

 報徳学園はロッテで活躍する大谷智久投手が優勝投手となった。早稲田大学、トヨタ自動車を経て、プロ入りした。

 2001年の優勝は常総学院(茨城)、準Vは仙台育英だったが、バッテリーからプロは生まれなかった。野手では常総の横川史学(元巨人)、大崎雄太朗(西武)らがいた。センバツからは投手、捕手以外にも好選手が輩出されているが、決勝戦のバッテリーに限っても2002年から14年続けてプロ選手が誕生している。果たして今年はどんなバッテリーが頂点をかけた戦いに挑むことになるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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