日ハム大谷が異例の選出、NPB所属なのに…MLBで「最も興味深い50人」に

グリエルは「6~7月に移籍可能に」!? 「優勝争いの行方に影響をもたらす」

 レンジャーズは昨季、エース抜きでア・リーグ西地区制覇を達成。ダルビッシュが戻る今季は地区連覇、そして昨季は地区シリーズで敗れたプレーオフでのさらなる躍進が期待されている。

「その(復帰の)タイミングでレンジャーズはコール・ハメルズとのダイナミックな先発2本柱を形成することを望んでいる」

 記事ではそう言及。ダルビッシュが戦列復帰すれば、昨季途中にトレードで加入した左腕ハメルズとの強力な“2枚看板”が誕生するだけに、レンジャーズが今季も面白い存在となることは間違いない。

 また、大谷より1つ上の18位には、キューバから弟のルルデス・グリエル・ジュニアとともに亡命したと報じられているグリエルが登場。シャーマン氏は寸評で「彼はキューバからの亡命時、母国で最も素晴らしい打者であった」と、その能力を高く評価している。

 一方で「正式にフリーエージェントとなるまでは、まだ数か月の期間がかかるだろう」とも分析。ただ、メジャーでも即戦力の実力を持つとされており、「6月か7月に移籍可能な状態となった際は、二塁と三塁をこなし、優勝争いの行方に影響をもたらすであろう打撃を兼ね備えたグリエルの獲得戦が繰り広げられるだろう」としている。やはり獲得に動く球団は多そうだ。

 ランキングの1位は、108年ぶりの世界一を目指して戦力充実のカブスで編成本部長を務めるセオ・エプスタイン氏。2位は今季限りで引退するデビッド・オルティス(レッドソックス)となっている。また、ベスト10位内には他にも、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏、若きスーパースターのマイク・トラウト外野手(エンゼルス)、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)、マーリンズ打撃コーチに就任したMLB通算本塁打記録(762本)保持者のバリー・ボンズ氏ら錚々たるメンバーが並ぶ。

 ただ、これらの人物にも負けないくらい、日本でプレーする大谷にも海を越えて熱視線が送られることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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