上原浩治に現時点で引退の意思なしと米紙 40歳右腕「年齢は単なる数字」

米地元紙が41歳迎えるベテラン右腕を特集

 レッドソックスの上原浩治投手について、現状引退の考えを持っていないと米メディアが伝えている。右腕はすでにメジャー8年目のシーズンに向けて渡米。今年4月に41歳を迎えるベテランについて米地元紙「ボストン・グローブ」が特集記事を掲載し、現時点で本人に引退の考えがないことを報じている。

 記事の中で上原は41歳になる年齢について言及。通訳を介して「グラウンドに出ていると、年齢は関係ない。そういったことは考えたくはない」とコメントし、「ひどい成績を残してどのチームからも必要とされなければ、引退する。でも、そうでない限り、これからも投げ続けます」と現役続行に強い意気込みを見せている。

 また、レッドソックスがオフに通算225セーブのクレイグ・キンブレルを獲得したことで今季はセットアッパーへと配置転換となる方向だが、「そこに関しては何も不安はない。8回でも9回でも、投球に関しては変わりません。最も重要なことは、チームが勝つことです」と語ったという。

 昨年8月に骨折した右手首も順調に回復している模様で、米紙に「過去2年間を経て、よりチームに貢献していこうという気持ちになっています」と語っている。現役続行へ情熱を失わない上原について、記事を執筆したピーター・アブラハム記者は自身のツイッターでも「(上原に)引退の考えはない」と速報し、本人の「年齢は単なる数字」とのコメントも伝えた。

 2013年に守護神としてレッドソックスをワールドシリーズ制覇へと導いた上原はここまでメジャー通算337登板で17勝19敗、49ホールド、86セーブ、防御率2.42と安定した成績を残してきた。メジャー8年目はどのような活躍を見せてくれるのか。さらなる飛躍に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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