ヤクルトV2へのポイントはDeNA戦!? 「お得意様」の存在が混セ脱出の鍵に?

昨年は17勝8敗でヤクルトが圧勝、得意2投手の存在が対戦成績に直結

 春季キャンプも佳境に入っているプロ野球。各チームが練習試合など実戦の段階を迎えている。セ・リーグ覇者のヤクルトは13日にキャンプ地・浦添でDeNAを迎えてキャンプ初実戦を行った。

 昨年、このカードはヤクルトが17勝8敗と大きく勝ち越している。ヤクルトにとっては、14年ぶりリーグ制覇の大きな要因になったとも言える結果だった。各チームの対戦成績はシーズンを戦う上で、どのような影響をもたらすのか。ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「ヤクルトはこういう『お得意様』がいたから優勝できた」と2015年シーズンを振り返り、好成績の要因を分析した。

 2015年、ヤクルトのエース・小川はDeNA戦に5回登板し、防御率1.31、5勝0敗の圧倒的成績を残した。野口氏は「こういう苦手投手を作ってしまったらいけないという典型例です」とDeNAが苦しんだ要因を指摘した。

 さらに、同じくローテーションの軸の1人である左腕・石川もDeNA戦に5勝1敗、防御率1.43と抜群の成績を残している。「小川と石川で10勝1敗。この2人で貯金を作っていたわけです。DeNAにとってはこういう苦手のピッチャーを作ってしまった、打ち崩すことができなかったというのが、対戦成績に結びついてしまった」と言及した。

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