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イチローがリスペクトされる理由―マ軍番記者が語る「小さな所作の積み重ね」

メジャー3000安打まで残り65本に迫るマーリンズのイチロー外野手。42歳のベテラン外野手が米球界でリスペクトされている理由について、地元の記者が語ってくれた。

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イチローは「最も尊敬を集めている選手」

 メジャー3000安打まで残り65本に迫るマーリンズのイチロー外野手。42歳のベテラン外野手が米球界でリスペクトされている理由について、地元の記者が語ってくれた。

「彼はクラブハウスで最も人気のある人間で、最も尊敬を集めている選手。ファンも彼を愛しているんだ」

 そう話すのは米地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクラーク・スペンサー記者だ。マーリンズの番記者を務めて17年。歴代のマーリンズ所属選手と接してきたベテラン記者がイチローを日々取材することになったのは昨年のことだった。

 2015年シーズンの開幕前に第4の外野手としてマイアミにやってきた42歳を1シーズン見続けてきて、驚かされたことがあったという。

「彼は本当にすごいプロフェッショナルなんだ。例えばビデオ判定が試合中に行われるとしよう。二塁ランナーは1度アウトと宣告されても、味方がチャレンジすれば、選手はそのまま二塁に立っている。なぜなら、走者はセーフだと分かっていて、判定が覆ることが分かっているからだ。誰もがダグアウトに戻らずに、ビデオ判定の間、二塁で待つんだ。

 私は2度、イチローが二塁でチャレンジの結果、判定が覆ったシーンを見た。塁審からアウトと宣告されたけど、彼はセーフだと分かっている。でも、首を振ったり、判定に異議を見せるような素振りは見せない。俯きながらダグアウトに戻る。理由は審判への敬意を示すためだった。彼はそう言っていたよ」

 最古参の番記者は感心した様子でそう語った。

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