チームスローガンは「一新」 初試合で躍動した巨人の新星たち

3年目・和田は2安打、ドラ2ルーキー重信は猛打賞&好走塁

○和田恋(高卒3年目、1軍出場はなし)

 岡本とともに次世代の巨人を牽引していく内野手。8番・指名打者で登場。2回1アウト二塁ではしぶとくレフト前に落とすタイムリー二塁打を放つ。4回の第2打席でも前の打者・岡本と連続ヒットでチャンスを広げたが得点ならず。与えられたチャンスをしっかりとものにした。

○重信慎之介(ドラフト2位ルーキー)

 2番・レフトで出場し、マリナーズの青木宣親外野手をほうふつさせるような広角なバッティング、思い切りの良さ、足の速さを見せた。初回にセンター前ヒットで出塁し、すかさず盗塁。5回もヒットで出塁すると、次の打者の吉川大幾内野手のライトフライでなんと二塁へタッチアップを試みて、セーフになった。9回にはタイムリーを放つなど3安打、1四球と塁に出ては駆け回った。牽制死、走塁ミスも出たが、課題をひとつずつクリアにして、定位置取りを目指していく。

 楽しみな存在が出てきた巨人。クルーズを除き、フレッシュな若手選手たちは結果を出し続ける必要がある。新戦力や若手が台頭してくれば、チーム力アップにもつながっていくだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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