球場は進化し続ける? 日本球界も米国参考に本拠地改修ラッシュ

地元ファンに愛されるために終わりなき探求、日米球界も米国参考に改修ラッシュ

 野球専用スタジアムをボールパークに。各地では野球スタジアムのあり方が変貌を遂げつつあり、パ・リーグでもホーム球場やファーム施設の改修ラッシュが続いている。野球ファンだけでなく、多くの人々に楽しんでもらう場を作るため各球団が努力を続けているのである。

 楽天Koboスタジアム宮城では内外野を人工芝から天然芝へ張り替え、選手にとってより良い環境をグラウンド内で作り出している。グラウンド外でも観戦に訪れるファンに対して観覧車という新たな楽しみ方を提供する計画を打ち出した。

 千葉のQVCマリンフィールドでは、国内最大級となるスクリーン設置の改修工事を行っている。球場全体のスクリーンが連動され、ファンにとってはさまざまな映像が楽しめる場となる。

 ホーム球場だけでなく、ファーム施設、そしてキャンプ施設の改修・建設ラッシュも広がっている。福岡ソフトバンクは筑後に2軍・3軍が利用できる巨大なファーム施設を建設中。北海道日本ハムのキャンプ地・名護では名護市長が新施設建設を約束したところだ。

 筆者自身も米国滞在時代、日本のプロ野球の球団スタッフが米国視察として球場を訪れる現場には何度か遭遇したこともある。メジャーリーグだけでなく、マイナーリーグや独立リーグの球場、さらには他スポーツのアリーナ・スタジアムにも足を運んでいるようだった。各球団が各地でいろんなヒントを得たのだろうが、それでも観覧車を球場に作るという日米初の独自の挑戦も行っている。

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