広島ジョンソンが開幕投手へ 近年3人のカープ助っ人開幕投手を生んだ背景

優良助っ人の裏に名スカウトの存在

 広島のクリス・ジョンソン投手が3月25日の横浜DeNAとの開幕戦(マツダ)で先発登板することが決定的になった。左腕は昨季、広島に加入し、初登板のヤクルト戦(マツダ)でいきなり1安打完封、準完全試合の投球を見せるなど14勝7敗、防御率1・85で最優秀防御率のタイトルを獲得した。

 150キロ台のストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップ、シンカーなど多彩な変化球も操る好投手で、各球団とも対戦には苦労した。最近5年では4度、前田健太投手が開幕を務めていたが、今季はドジャースへ移籍。1999年のミンチー、2009年のルイス、2013年のバリントンに続き、カープでは4人目の外国人の開幕投手となる見通しだ。

 近年、カープは外国人投手が活躍を見せている。

 08、09年に活躍したコルビー・ルイスはそれぞれ15勝、11勝を挙げ、2年連続で最多奪三振のタイトルに輝いた。11~14年に在籍したバリントンはオールスターにも出場。2人とも開幕投手を任されるほどの信頼と成績をつかんだ。ジョンソンも2人に引けを取らない優良助っ人である。

 その陰には1人のスカウトの存在がある。2002年に現役を引退してから広島の駐米スカウトになったシュールストロム氏だ。

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