広島ジョンソンが開幕投手へ 近年3人のカープ助っ人開幕投手を生んだ背景

他球団からは“シュールストロムを獲得しろ”のジョークも?

 日本ハムや広島でプレーした同氏は肩を痛め、思うような活躍はできなかったが、スカウトとして力を発揮し、チームに貢献。ルイス、バリントン、ジョンソンの3人はすべてシュールストロム氏が獲得に尽力した。

 その眼力の高さに他球団からは外国人選手を獲得するよりシュールストロムを獲得しろ、というようなジョークも飛び出すほど、有能なスカウト。資金力が決して多くはない広島にあって、選手の特徴、性格まで把握し、日本に適応できそうな選手を発掘している。

 上記の投手だけでなく、現在ソフトバンクで活躍しているサファテ、野手でも過去には40発を放ったラロッカ、最近ではエルドレッドらがいる。松田オーナーが信頼し、職を任せているシュールストロム氏。選手を見抜く力だけでなく、カープという球団、広島の土壌を熟知していることも背景にある。さらにカープアカデミーからもソリアーノやロサリオら続々と好選手が出ている。小さな積み重ねが優良助っ人の獲得につながっている。

 今季、先発の柱と目されるジョンソンを筆頭に広島の助っ人たちはどんな活躍を見せてくれるのか。新シーズンに注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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