今季配置転換も「変わらぬ」上原浩治 レ軍監督「彼は全てにおいて真のプロ」

地元紙が特集、キンブレル加入で今季はセットアッパーも「不慣れなことはない」

 レッドソックスの上原浩治投手は、今季からセットアッパーに配置転換される。世界一に輝いた2013年シーズンの途中から絶対的守護神としてチームに君臨してきた右腕の役割は変わるが、周囲の信頼や上原自身には変化がないと地元メディアは伝えている。

 地元紙「ボストン・ヘラルド」は「違う役割、変わらぬコウジ・ウエハラ」との見出しで特集を組んだ。上原について「再びレッドソックスの最も信頼されるリリーフ投手として始動した」とキャンプでスタートを切ったことをレポートし「レッドソックスのブルペン陣復調のカギとなる」としている。

 レッドソックスは、オフにパドレスから現役最高のクローザーをトレードで獲得。記事では、「今年のウエハラは8回を任される存在となる。クローザーには今季加入したMLB歴代最高の防御率(300イニング以上)を誇る、クレイグ・キンブレルが務めることになる」と言及している。キンブレルのメジャー6シーズンでの通算防御率は圧巻の1.63。上原は、ここにつなぐ役割を任される。

 ただ、役割は変わっても本人に変化はないという。上原は同紙の取材に対して、「何も不慣れなことはないです。チームに加入した時(2013年)は7回、8回を任されてきました。だから何も調整が必要なことはないはずです」と答えている。キンブレルだけでなく、マリナーズからカーソン・スミスが加わり、ブルペンに厚みが増したことにも「とても良い投手たちを補強できたと思ってます」と手応えを示し「自分の居場所を勝ち取りたい」と意欲を見せたという。

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