台湾と強化試合に臨む侍ジャパン 小久保ジャパンでの投手成績トップ5は?

WHIPでは西武牧田もランクイン

◯WHIP

 現在、メジャーで重視されているセイバーメトリクスの指標の一つ、WHIP(1イニングあたりの安打+四死球)でも、同じ顔ぶれの投手たちの奮闘が光った。

 防御率と同じように5イニング以上投げている投手を対象に見てみると、1位は西野の0.40。わずか5イニングとはいえ、立派な数字だ。2位は則本の0.67。こちらは日米野球で5回完全の快投を見せ、メジャーリーガーを驚かせた。

 3位は前田、4位は大谷と続き、5位には西武の牧田和久が入っている。サブマリン投法は海外にも少なく、特徴的なフォームは外国人打者を惑わせているようだ。

◇小久保ジャパン WHIPベスト5(5イニング以上投げた投手)
1位 西野勇士 0.40
2位 則本昂大 0.67
3位 前田健太 0.75
4位 大谷翔平 0.80
5位 牧田和久 0.86

 また、勝利数では前田の3勝、則本の2勝と続き、大谷、金子千尋(オリックス)ら12投手が1勝ずつを挙げている。さらに、セーブを挙げているのは4投手のみで、西野が「3」で1位。益田直也(ロッテ)が「2」で続き、松井裕樹(楽天)と松永昂大(ロッテ)がそれぞれ1セーブずつとなっている。

 投手では、今回は開幕前のため辞退した大谷がイニング数、防御率、奪三振でトップと存在感が際立つ。5日に先発する菅野は、ここまで9イニングを投げて防御率4.00と、侍ジャパンではやや苦しんでいるが、今回の台湾戦では結果を残せるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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