マエケン実戦デビューへ MLB公式サイトも特集「黒田、野茂に続く日本の星」

前田へ高まる期待、「適応に苦労している様子は見せない」

 ミラーは14年にカージナルスからブレーブスにトレードで移籍したばかりで、記事の中で「2度目のトレードなので1度目よりも楽。初日からこの球団で育ったかのような感覚でいるんだ。適応は簡単。多くの選手とずいぶん前から一緒にいるような感じだ。自分やザックのような新顔が溶け込むには最高の球団だ。素晴らしいよ」とコメント。新天地にすっかり馴染んでいる様子だ。

 一方、前田に対する期待値も高い。

 記事では「ドジャースはグリンキーの穴を相殺するために前田を獲得した。日本のスターだ。かつて太平洋を渡り、ドジャースで自らの技術を試した黒田博樹、野茂英雄ら日本の星に続いた」と評している。グリンキーは2009年のサイ・ヤング賞投手で、昨季ドジャースで19勝3敗、防御率1・66の好成績をマーク。その後釜として大きな期待を寄せられている。

 ブルペン投球ではすでに高い評価を手にしており、今回の記事でも「4つの球種を交える万能性と、ストライクゾーン低めを突く能力を示した。メジャー流のトレーニングへの適応に苦労している様子は見せない」とリポート。投球練習後には女房役のヤスマニ・グランダル捕手にグレンキーにたとえられたほどだった。

 スプリングキャンプで評価を高める前田はナ・リーグ西地区のライバル球団相手に実力を示すことができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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