山本昌、涙の引退セレモニー「いつの日かユニホームを着て戻ってきたい」

引退試合で三振締め、引退スピーチでは周囲に感謝「幸せな野球人生だった」

 昨季限りで現役を引退した山本昌氏が5日、ナゴヤドームで引退試合に臨んだ。試合後の引退セレモニーでは涙を浮かべ、周囲に感謝の意を表した。

 この日のヤクルトとのオープン戦で先発登板。先頭の森岡を空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。

 試合後にはチームメイトの岩瀬仁紀投手や谷繁元信監督、鈴木孝政OB会長、鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」の小山裕史代表から花束を贈られ、涙をぬぐう場面も。

 その後の挨拶では中日入団からこれまでの歩みを振り返り、「膝の手術をした時はもう無理かなと思いましたが、鳥取ワールドウィングの小山先生の力によってもう一度やり直すことができました。私の野球人生はいつも苦しい時に誰かが手を差し伸べてくれました。歴代の監督、コーチ、球団スタッフ、裏方さん、先輩方、後輩たち、そして家族、友人たち、そしてファンの皆様にいつも助けていただきました。ホントに幸せな野球人生だったと思います」と深く感謝。「わたくしは昨年で引退をしましたが、また野球をしっかり勉強して、いつの日かまたユニホームを着て戻ってきたいと思っています」と将来的な現場復帰を誓った。

 数々の記録を打ち立て、多くのファンの記憶に刻まれてきたレジェンド。50歳左腕の今後の活躍に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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