昨季は“失速”の田澤純一、巻き返しへ―今年もRソックスに「不可欠な要素」

昨季終盤は疲労から休養、「自分の体にとって良かったと証明しなければいけない」

 今季終了後にフリーエージェント(FA)となるレッドソックスの田澤純一投手について、地元紙「プロビデンス・ジャーナル」が特集記事を組んだ。今季、チームはMLB屈指のクローザーのクレイグ・キンブレル、セットアッパーの1人として期待されるカーソン・スミスを獲得。ブルペンを強化したが、記事では田澤を「不可欠な要素」としている。

 田澤は昨年まで3年連続で60試合以上に登板。投入されるのは勝ちパターンの試合だけにとどまらず、日本人右腕はレッドソックスが困ったときに起用される貴重な存在だったと指摘している。

 ただ、疲労の蓄積からか、昨季後半は極度の不振に陥り、シーズン終了を待たずに休養が決定。61試合登板で2勝7敗3セーブ16ホールド、防御率4.14の成績に終わった。田澤は同紙の取材に対して「自分の体にとって(休養が)良かったということを証明しなければいけない」として、その方法として「ただ一つ、シーズン終わりまで投げること」と今季の目標を掲げている。

 今年はまだオープン戦のマウンドに上がっていない。ただ、調整は順調に進んでいる様子で、特集では「この春の限られた投球で、タザワはレッドソックスに、彼の全ての問題はもはや過去のものだと信じる理由を与えた」とレポート。首脳陣も高く評価しているという。

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